《第一章》天国で喜びを謳歌する霊 / 天国と地獄《Ⅱ》

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(1)安らぎに満ちた死の瞬間――ジョルジュ

 パリの霊実在主義協会において行われた、サムソン氏(*訳者注意)の最初の招霊(しょうれい)のすぐあとで、ジョルジュという名の霊人(れいじん)が「正しき人の死」というタイトルで、次のような霊界通信を送ってきた。

 「わたくしの死は、まさに正しき人の死であり、穏やかな、希望に満ちたものでありました。暗い夜のあとに明るい一日が始まるように、地上の生活の後には霊界での生活が始まります。わたくしの場合、何の動揺もなく、何の悲痛な思いも伴(ともな)わず、息を引き取る瞬間は、まわりの人々からの感謝と愛に満たされていました。
 しかし、このような死を迎えることのできる人間は実に少ないものです。熱狂の人生、あるいは絶望の人生を送った後で、調和に満ちた死を迎えることはとても難しいのです。生きている時にすこぶる元気だったとしても、ピストルで自殺した場合、すでに魂から分離しているというのに、体の痛みを感じて苦しみます。信仰もなく、希望もなく死んだ場合、体から離れるのに引き裂かれるような思いをし、しかも、その後は、わけの分からない空間に放り出されるのです。
 混乱の中にある霊人たちのために祈ってあげてください。苦しんでいる霊人たちのために祈ってあげてください。愛の思いは、霊界にもしっかり通じます。そして、愛の思いは、霊界の霊人たちを救い、慰(なぐさ)めることができるのです。
 この点に関しては、あなたがたは感動的な例を持っています。サンソン氏の葬儀の際に行われた、霊実在主義に基づく祈りによって、ベルナールという人の霊が目を覚まし、あっという間に回心を遂げたのです。どうか彼の霊を招霊して尋ねてみてください。彼は、あなたがたが聖なる道においてさらに進化を遂げることを願っています。
 愛には限界がありません。愛は空間を満たし、慰めを与えます。愛の海は無限に広がっていき、やがては空と接します。そして、霊人たちは、空と海を満たす壮麗(そうれい)な愛の姿に心を打たれるのです。愛は海よりも深く、空よりも広く、地上に生きている人間も、霊界に生きている霊人も、すべての存在を結びつけ、有限なるものと無限なるものを、真に驚嘆(きょうたん)すべきやり方で融合させるのです。

≪(*)訳者注『天国と地獄』の第二部第一章「サンソン氏」≫

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(2)死後も霊実在論の普及に情熱を燃やす幸福――ジョベール氏

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(3)苦難の人生を終えて得た希望――サミュエル・フィリップ氏



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(4)永遠のただなかで生きる喜び――ヴァン・デュルスト氏



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(5)死後も友の健康を気遣う医者――ドゥムール氏



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(6)つらいときには私を呼んでください――ロシア人の医者


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(7)十五世紀に生きた農奴の霊界での仕事――ベルナルダン

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(8)霊実在論の発展を予告する作家の霊――ジャン・レイノー



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(9)二十歳で病死した水先案内人――ヴィクトール・ルビュフル



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(10)荒れくれ労働者一家に生まれた人生の意味――アナイス・グルドン夫人

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